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蓮舫新代表の選出と、民進党が進める9条護憲の今後について

民進党は新代表に蓮舫氏を選出した。蓮舫新代表はかねてより、「憲法9条は絶対に守る」と明言してきた9条改正反対派であり、今回の代表選では「9条に自衛隊の位置付け明記を」と主張してきた前原誠司元外相を破って勝利している。
蓮舫代表は9条改憲だけでなく集団的自衛権にも反対しており、安倍政権による集団的自衛権の行使容認の決定を支持しないよう、アメリカのオバマ大統領に要請した経緯がある。だが、蓮舫代表は集団的自衛権の行使容認を許さないと言うのなら、なぜ個別的自衛権も許さないと言わないのか。大方の憲法学者が集団的自衛権の行使を違憲としているとツイートしているが、それを言うならば、大多数の憲法学者が個別的自衛権違憲としているのである。個別的自衛権の行使は自らの解釈で容認し、集団的自衛権の行使を容認するとした政府の解釈は許さないとするのは、全く一貫性がない。そもそも、憲法9条は「戦力の不保持」を規定しているのであるから、自衛隊は紛れもない戦力であるゆえ、個別的自衛権、集団的自衛権ともに違憲である。蓮舫代表は「9条は絶対に守る」と公言しつつ、自ら9条を破っているのである。
このように、大きな矛盾を抱えて9条改正反対を主張する蓮舫代表および民進党は、路線変更しない限りは9条改憲論議で必ず行き詰まりを見せる。自衛隊は現実に戦力として存在するし、国家の自衛権自然権として存在する。9条は現実と矛盾しており、それでいて9条を擁護することは、必然的に矛盾を抱え込むのである。
民進党蓮舫代表のもと、秋の臨時国会で開かれる憲法審査会での論議に臨む。「9条は絶対に守る」とする蓮舫代表と民進党が、今後どのように現実と折り合いながら発言するかに注目したい。

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